ご 挨 拶


メインテーマ:「障害児者支援の専門性と多様なアプローチ」

 このたび、日本発達障害システム学会の第12回研究セミナー/研究大会を、東京学芸大学・小金井キャンパスで開催させていただくことになりました。本学会は、発達障害者支援に関わる、障害者福祉、教育、労働、リハビリテーションなどの分野を主とした会員から構成されております。準備委員会一同は、今年度の研究セミナー/研究大会が、約900名の会員相互の活発な研究交流の場として、また新しい参加者や研究分野の裾野を拡大することに貢献できるよう、準備をすすめてまいりました。
 研究セミナーのメインテーマには、「障害児者支援の専門性と多様なアプローチ」を掲げ、2題の教育講演を企画しました。教育講演Iでは、帝京科学大学・医療科学部・作業療法学科教授の近藤知子先生に作業療法士としての立場からご講演をいただきます。また、教育講演IIでは、東北文化学園大学・医療福祉学部・リハビリテーション学科教授の藤原加奈江先生に、言語聴覚士・臨床心理士としての立場からご講演をいただきます。近藤先生からは作業科学という視点から、藤原先生からは言語・コミュニケーション発達の視点からの興味深いお話をいただけることと思います。
 研究セミナーに続く研究発表では、例年通り、5つの分科会に分かれての口頭発表と、ポスター発表の場を設けました。研究発表においても、事例研究、実践研究、調査研究、実験研究など、多様なアプローチによる充実した研究交流が行われ、参加者の皆様にとって新しい発見の場となりますことを期待しております。
 最後に、会員の皆様をはじめ、本大会の開催にご尽力いただきました関係者の皆様に感謝いたします。




2013年9月
日本発達障害支援システム学会
第12回研究セミナー/研究大会準備委員会
実行委員長 林 安紀子