(原著論文)

保育学生を対象とした個別の指導計画作成技術の向上を目指す介入

− 「支援目標」と「手立て」に着目して −


要 旨:障がい幼児本人と保護者のニーズを中心とした個別の指導計画を作成するための介入を授業内で実践し,その効果を検証することを目的とした。具体的には,インクルーシブ保育場面における障がい幼児の仮想事例の事例検討を行う中で,保育学生が,①本人と保護者のニーズを踏まえた支援目標の設定と,②それらの支援目標と一致する手立てを記述できることを目標として,段階的に介入を実施し評価を行った。これらの評価を行うにあたり,特別支援教育の現場での実習経験値の異なる3名の保育学生を抽出し,個別の指導計画の記述内容の変容過程を比較・検証した。その結果,3名とも個別の指導計画における評価基準への到達率が上昇した。しかし各介入段階での変化の様相には個人差が見られた。これらの個人差については,関連する事例のタイプと保育学生のもつ実践経験との関連がうかがわれた。

キーワード:個別の指導計画   保育学生   インクルーシブ保育   事例検討



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