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要旨:本研究の目的は、自治体が主催する発達障害児の支援者向けの研修を想定し、①事前アンケートによる参加者特性の把握と研修内容への反映、②ADDIE・ARCSモデルの活用による効果的な研修設計の特徴を持つ研修実践をすることである。研修設計は、①分析、②設計(研修概要の検討、事前アンケート実施等)、③評価と開発(外部講師との打ち合わせ等)、④評価(事後アンケート実施等)の順で実施した。結果、事前アンケートでは、特に「困りごと」「研修で聞きたいこと」の自由記述から参加者特性を把握し、外部講師との打ち合わせでは研修内容の修正を行った。事後アンケートの結果では、参加者の研修評価は高く、研修会前後で研修内容の知識の向上が見られた。すなわち、本研究の実践では、参加者のレベルにあった研修ができたと示唆され、より研修設計を精緻化することで、自治体主催の研修設計にも応用できると考えられた。
キーワード:発達障害児支援者向け研修会 参加者特性 事前分析 ADDIEモデル ARCSモデル |
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